まさか面接なしで次の職場が決まるなんて。

• 私が新卒でメディウェルに入社したとき、医師にアルバイトがあることを知りませんでした。
  すべての医師が正社員（常勤）として病院やクリニックに勤めていて、アルバイトをする必要はないだろうと思っていたのです。実際に医師にとってのアルバイトを示す「非常勤」という働き方を理解したのは部署に配属されてからでした。
  配属後は研修中の医師や子育てなどにより短い時間での勤務を希望される医師、
  「○○日は時間があるのでどこかで力になれるところはないか」という希望をされる医師など
  非常勤では医師の状況に合わせて様々な希望があることを知り、そのお手伝いをすることができました。

  その中で感じた常勤と非常勤の大きな違いは、『意思決定のタイミング』にあると思います。
  今後のライフプランに大きく影響する転職は多くの情報の中でじっくりと検討されてから意思決定をされることが多く、ご希望いただいてから1年以上先に決定することもありますが、アルバイトの場合は条件やタイミングによっては「まずは働いてみよう」と思っていただくことが多く、採用までに１ヶ月を要さないことも多々あります。
  一方、医療機関からも数多くの案件をご依頼いただくため医師へ提案する量なども多く、スピーディーに対応していくことが求められます。
  何度も支援実績がある医療機関からは「うちのことをよく知っている齊藤さんが勧めてくれる医師なら、安心できる」と言っていただき、面接なしで勤務が決まったこともあります。

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ヒントは先輩のメールに。

• 入社1年目から比較的順調に仕事を覚え、成果も出せていました。
  ところが、入社２年目に差しかかろうとしている頃、立て続けに成約が決まらなくなりました。
  理由が分からないまま、医療機関との面接を終えた医師から言われた一言が「齊藤さんから案内されたからとりあえず行ってみたけれど、私の希望とは違ったよ」でした。
  誠意をもってスピーディーにご希望にあった案件を紹介していたつもりでしたので、その言葉はショックでした。色々と悩みましたが、ヒントは非常勤希望の医師宛に先輩社員が送ったメールにありました。
  医師の近況の確認や、雑談を繰り返して相手との関係性を深めるやりとり、「実際の仕事内容」「給料」「バックアップ体制」などといった職場に求める勤務環境の優先順位について、丁寧に確認していました。
  例えば育児中の女性医師であれば、「仕事のやりがいや給料よりも、子どもが急に熱を出してしまった際、他の医師に仕事を途中で引き継げるかどうか？といった事を重視」などといった事情があり、そのあたりをしっかり把握し医療機関にも事前に認識していただくことで医師が安心して勤務できることが、求職者の満足度に大きく繋がってきます。
  先輩のこの文面を読んで、私はいつの間にか医師と医療機関を、条件だけで結び付けていたのかもしれないと反省しました。

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• メディウェルでは、求職者である医師との対応も、医療機関との対応も同じ営業社員が担当する「両面型」という形をとっています。一見すると非効率に見えても、双方にとって質の高いマッチングを実現するためです。
  私は改めて基本に立ち返り、条件だけでマッチするだろうと勝手に決めつけず、相手に寄り添ってヒアリングしていく「求職者、医療機関双方が求めているものが何なのか？」を考え、提案していくことを徹底しました。
  その結果、これまで以上に多くの成約を実現できるようになり、成績優秀者として表彰されたことは成長を実感できた瞬間です！

  私がこの業務でやりがいを最も実感する時は、医療機関と医師に納得と満足を感じていただいた時なのですが、
  それはまるでパズルが当てはまった時に似た嬉しさを感じます。（もちろん責任ある仕事ですので、ゲームとして捉えてるわけではありませんが。）
  勤務に納得していただき、採用に満足していただくためには双方の立場や状況に寄り添うことが何よりも重要で、それを基本に持ったうえで、スピードや精度を意識して数多くの成約をつくっていくためには私自身がもっとレベルアップしていかないといけません。

  毎年、新卒社員が配属され、私も後輩を指導する役割を担う事が多くなりました。
  両面型の対応は一人前になるまで時間を要します。それでも、相手に寄り添い提案する事の大切さをしっかり伝えていきながら、これからも医師と医療機関の納得と満足を追求していきたいと思っています。

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